不動産情報

リフォームのポイント

リフォームのポイント

【No41】 冬のバスタイムを快適に! --- [2020-02-20 16:32:19]

寒い頃になると、一日の疲れを癒してくれるお風呂に、ゆ〜っくりと浸かるのが楽しみになってきますよね。そこで今回はお風呂のリフォームを具体的に検討してみましょう。と言っても、最近であれば左官さんの技術で造るのではなく、システム化された住設メーカーのユニットバスと呼ばれている物になります。古くてタイルもはがれ、とても寒々しいお風呂を、温かく清潔なお風呂にしたいという要望はとても多いのです。私が最初に話すのは、一週間我慢できますか?と言う事。月曜日の夜から金曜日の夜までの五日間、温泉などでしのぐことが出来れば、仮設のお風呂を設置する必要がありませんので、費用が抑えられます。月曜に解体、火曜に配管、水曜に土間コン、木曜日に窓を付替えて金曜日にユニットバスの設置をします。そして、土曜に電気・水道の接続をすれば夜にはお風呂に入れます。最後の仕上げは次の週になりますが、そこから34日あれば、使いながらであっても完成することが出来ます。このように、場所がそのままでの入替であれば、工事期間は10日程度、費用も100130万円程度で終わることが多いですね。最近の傾向としてお風呂の換気扇に暖房機能のついているタイプを選ばれる方が多く、ついでに脱衣室にも壁掛けの暖房機を設置することも有ります。ただ時々「このお風呂は追炊きが出来ますか?」と聞かれる事が有ります。要するに、浴槽内のお湯を循環させて温める機能が、このお風呂に付いているかとの問いなのです。しかし、その機能はお風呂の方ではなく、給湯器であるボイラーや電気温水器次第ですので、そちらの機器に無ければ残念ながら不可能です。お風呂の入れ替えと同時に給湯器の入れ替えが出来るのであれば、それがベストだと私は思っています。冷たいタイルで囲まれたお風呂にサヨナラをし、今年の冬こそしっかりと断熱された、温かくてしかもお洒落なユニットバスで、冬のバスタイムを快適に過ごしてみては如何でしょう?

『西工務店LINE公式アカウント』友だち追加で役立つ情報をお届けします。  友だち追加

 


【No40】 耐震リフォームの勧め! --- [2019-12-23 13:30:00]

近年特に異常とも言える気候が、私たちの暮らしを脅かしているように感じています。2018年の4月には大田市を中心とした震度5強という強い地震が有りました。当時、私たちの地元出雲市でも5弱という揺れと、たて続けに起きた余震に、恐怖を感じた方も多かったことと思います。ただ、それらの自然災害が起きるのは防ぎようがないにしても、そこで被災しない為には私たちに何が出来、何が出来ないかを見極める力も必要になってくるように思います。大田市の地震の際には応急危険度判定士として、被災地に出向いて家屋の危険度を判定する作業に当たらせて頂きました。崩れかけた土蔵や庭先にできた地面の亀裂など、恐怖を感じる現場もありました。しかし、総体的に昭和57年以降(新耐震基準)の建物である無しに関わらず、外壁に亀裂が入ったとしても、倒壊するほどの揺れではなかったという感じでした。しかし、この時以上の揺れが来ない保証はどこにもなく、備えあれば憂いなしの言葉が頭をよぎりました。この時の地震を契機に、島根県が「一室でも耐震補強リフォームの助成事業」を開始しています。一軒の家全体を耐震化するのは費用が掛かりすぎる事から、寝室など、命を守るための核となる一室だけの耐震化を勧めるものです。耐震改修に要した費用の23%以内で一戸当たり30万円、子育て世代が同居であれば40万円を上限に助成をしてもらえます。但し、昭和56年以前の建築であることと、工事前と工事後の耐震診断をすることが条件となりますので、関心のある方は一度ご相談ください。今年度分は残額僅かです。また、バリアフリーリフォーム工事の助成事業も併用することが出来ますので、これは検討の余地大いに有りだと思いますが、皆さんいかが思われますか? 


【No39】 冬場の凍結と漏水対策 --- [2019-11-14 11:33:19]

去年の冬は特に寒く、私たちの住む町が氷点下10度を超えることは、全くの想定外でしたね。しかし、どんなに寒くても日々の生活が営まれる限り、水と縁を切って生活することは出来ません。それなのに凍結対策がおろそかになっていたことで、寒気が少し緩み、氷が溶け始めたとたん、いたるところで漏水事故が起き、生活が脅かされてしまいました。そこで今回は、凍結による漏水を防ぐための対策を考えてみましょう。

最初に室外にある設備機器の代表格である給湯器を考えてみます。室外にあると言うことでの最大の危険性は風です。北側に設置されている場合は、強風が当たることで凍結被害を受け易くなります。特に給湯器に給水する水道管が最も早く凍ります。最近の紺色をした水道管は、マイナス温度でも強度は落ちにくいので、凍ることが有っても、破裂までには至りません。しかし、古い給湯器は給水管が鉄製で、しかも途中に止水栓のハンドルが、露出で取り付けてあったりします。配管は保温がしてあっても、金属のハンドルが露出ではそこが凍り、ひどくなれば破裂してしまいます。それを防ぐ為には、断熱素材じゃなくてもいいので、ビニール袋など凍らないもので、直接風が当たらない様にカバーをして下さい。また、外の水道でよく見かける、四角いプラスチック製の柱で立ち上がっている蛇口も同じで、古くなったバックなどを蛇口部分にかぶせるだけで、凍結はかなり防げます。室外ではとにかく、風対策を最優先で考えてください。室内で注意すべきは、外部に面したところに設置してある器具関係ですね。今年は特に洗面化粧台の中で漏水が多く起きました。古いお家だと壁の中に断熱材が殆んどないため、外壁に面した室内の壁が冷され、凍結から破裂、漏水へと至っています。

もう一つは小便器のフラッシュバルブという、水を流すとき押す金属のボタン部分です。どちらにしても新しいうちは問題ないのですが、古くなってくると強度が落ちるので、被害を受け易くなります。壁に断熱材を入れるか、新しい部品と交換するしか、対策は無いものと思って下さい。


【No38】 床暖房の魅力?それとも魔力? --- [2019-10-28 09:54:50]

秋を感じるこの季節になると、急激に昼の時間が短くなり、それと同時に涼しさが寒さに変わり、冬の厳しい生活を思い出させる瞬間を迎えますよね。そこで時期的には少し早いですが、寒さ対策としてのリフォームの中でも、私たちが一番魅力的に感じている床暖房について、今回取り上げてみたいと思います。

新築のお家を建てる時よりも、圧倒的にリフォームの場合に床暖房を設置されることが多いのです。特に田舎の、しかも少し古い大きなお家は、断熱材とペアガラスに囲われていることは、ほとんどありません。そこで長時間過ごすLDKの部分だけに、床暖房を要望されるのです。水廻りのリフォームに合わせて工事をする事が多いのですが、注意点が幾つかあります。まず最初に熱源を何にするのかという事。

私が勧めているのは、消費電力の小さいヒートポンプ方式で熱を作り、その熱で水をお湯に替え、床下に設置した配管の中を循環させ、徐々に温度を上昇させるやり方です。電気のヒーターや発熱をするフィルムを熱源にする方法も有りますが、消費電力が大きいだけでなく、特にフィルム式は熱量が小さく、現在のレベルでは補助暖房程度にしか使えないと感じています。床面を温めるために設置する循環パイプは、パネルの中に組み込まれた床暖パネルを敷き込むやり方が、施工性も良くお勧めです。ただ、床面の温度は26℃程度しか上がりませんので、とてもデリケートな暖房方式と言えます。

いくら田舎の家だからと言っても、床暖房をする部屋だけは、ある程度の気密性と断熱性は備えておかなければなりません。さらにその室の7割程度はパネルを設置しないと、効果が薄くなり、温もりを感じられなくなりますし、立ち上がりの時間が最低でも1時間はかかりますので、注意が必要です。等々技術的な部分や使用時の注意点が他の暖房器具よりも多く、また複雑にはなります。しかし、寒い冬に一度この柔らかい温もりを味わってしまうと、癖になってしまうほどの魅力、というよりも魔力を感じてしまうのは、私だけではない筈です。ぜひ一度検討してみて下さいネ。     


【No37】 終活動線を短くするには? --- [2018-03-20 13:54:09]

 

前回の終活リフォームの話の中で「動線を短くしましょう!」と書きましたが、もう少し具体的な話をしてみたいと思います。一日の動きの中で必要とされるのが、寝室からトイレ、洗面、お風呂へのルートであり、それに加え玄関への動きが少し入って来ます。その最低限必要なルート上を移動する線、いわゆる動線を、いかに短くするのかが「終活動線を短くする」という事なのです。
ただし、建替えあるいは大規模なリフォームでもしない限り、玄関と寝室をつなぐルートは、簡単には変えられませんので、それ以外の水廻りの動線を最短にする方法を考えてみたいと思います。
結論から先に言えば「廊下を極力なくすこと!」です。部屋から部屋へ直接行ければ動線が短くできるのは何となく解っていただけるのではないでしょうか?
それでは、廊下はなぜ存在するのかというと、その役割の一つに家族間のプライバシーを守るということがあります。例えばそれを捨てることが出来るのであれば、廊下を無くす選択も可能だと思って下さい。単身でなければ難しいのでしょうが、二人暮らしの夫婦間でも話し合いにより、もしも合意が得られれば、選択肢の一つに入れてみても良いのではないかと思っています。
ただ、終活いかんにかかわらず、動線が短いことはいろいろなメリットを生みますので、最近は新築計画にも、水廻りの動線をつなげてしまうパターンを、プランニングに入れることが多くなりました。キッチンから洗面脱衣室、そしてお風呂。この動線をつなぐと、家事動線はかなり短くできるので、忙しい共働きのご家庭には、大きなメリットとなっているはずです。
また、終活動線を優先的に考えるなら、ついでに脱衣室にトイレを設置することも考えてみてはいかがでしょう?そうすれば水廻りが完全にひとつになります。ただし、それなりの広さは必要ですので、仕切壁を移動するなどのリフォーム工事は必要になるかも知れませんが、チャレンジしてみる価値はあると思いますよ。


【No36】 終活リフォームのポイント --- [2017-03-15 10:31:19]

 

新卒の若者が就職の為の活動をする就活ではなく、人生の終わりに向けた活動の事を終活というのは皆さんもご存知ですよね。人である以上、避けて通れない人生の大きな課題と言ってもいいでしょう。そこで今回は、その終活をする上での必要なリフォームについて考えてみたいと思います。

今まで、数件の終の棲家(ついのすみか)と言える増改築やリフォームを手掛けてきましたが、その経験から感じた大切なポイントを挙げてみることにしましょう。まずは動線が最短距離であることですよね。生活をするのに最低限必要なキッチン、トイレ、お風呂などの水廻りを、最短の距離でつなげることは、一番に考えて行かなければなりません。加えて、外へのアプローチとなる玄関や勝手口も含めた動線上の床は極力バリアフリー化を考慮していきます。床の段差を無くすことは、屋内での転倒事故などの危険を減らすことにもつながりますから、こちらも優先順位は高いと考えるべきでしょう。それと同時に壁に手摺を設置、あるいは設置できるようしっかりとした下地を作っておきましょう。襖や障子などの建具が多く、壁が少ない日本家屋でも、工夫次第で手摺の設置は可能です。さらには出入り口の建具を引き戸に変更しておくことも大切なポイントですよね。開閉時に動線の邪魔にならず、開けっ放しもできる引戸は、介助する側もされる側にとっても便利です。

それともう一つ、忘れてならないのは、物を減らすこと!終活に向けての最大のライバルが物への執着心であることは、常々言われています。いくら段差のない床でも、物があふれていては意味を成しません。心を鬼にして「捨てる・減らす」を行動に移す事が出来て初めて、本当の終活が始まると思ったほうが良いみたいですね。

 


【No35】 キーワードは光と風 --- [2016-09-17 11:53:31]

 

 きっかけは、建物自体の老朽化であったり、単なる設備の故障であったり、様々な要因がもたらしたものであったとしても、重い腰を上げリフォームに踏み切らざるを得ないなんてことが往々にして有りますよね。でも、そんな時こそ千載一遇のチャンスとポジティブにとらえ、追加的要望を出される方が多いのは事実です。
 「せっかくなので窓を大きくして、部屋を明るくしたいのですが出来ますか?もしそれが出来るなら、きっと風も通りますよね!」そんなふうにおっしゃる方が意外に多いことに驚きます。要するに、それだけ光の入りにくい、風の通らない部屋が多いという事なんでしょうね。とかく増築を前提とした考えが主流であり、どんどん大きくなった家の間取りでは、当然光も風も入らない部屋が増えていくのは、仕方の無いことかもしれません。また、人によっては防犯上や、ご近所の視線が気になったりして、ついつい窓を塞ぎがちになってしまうのかも知れませんね。
 本来、建築基準法では窓のない部屋を無窓居室(むそうきょしつ)と言って、日々生活する部屋にしてはいけませんよ。物置や納戸程度なら許しますけどね!と言ったとらえ方をするのです。窓が無くっても立派なLED照明が・・・では許してもらえません。それは、照度だけの問題ではなく、陽の光を入れてくださいね!という事。要するに、太陽光線の中の紫外線が殺菌作用を持っていますし、風が通ることで自然換気ができ、ダニやカビの発生も防いでくれるからです。
せっかくリフォームをするのであれば、光と風の通り道を、ぜひ実現させて頂きたいと私たちは思っていますし、いつも「光と風」をキーワードにしてプランニングしているつもりです。
 ちなみに建築基準法では、床面積の1/7以上の光の入る窓が無いと居室として認めてはいません。この機会に皆さんも一度、ご自分の部屋をチェックしてみてはいかがですか?

 


【No34】 心寄り添うリフォームを --- [2016-08-12 17:51:52]

 

前回からの続きです。様々な問題を抱えるリフォームの解決策を見つけるには、現場を見させて頂くことが大切だというお話をさせて頂きました。確かに赤の他人に生活の匂いが残るところまで覗かれて気分のいい人は誰もいませんよね。しかし、前回の最後のところで書いたように、そのお宅の家族がどんな生活パターンで暮らしていらっしゃるかが見えないと、お客様の心に寄り添う最適な提案は不可能だといってもよいのです。
以前リフォームをした方から「家の奥の奥まで見せてしまったことで、逆に自分を飾らず、本音で相談することが出来ました。最初に見てもらって正解でした。」と、言って頂きました。隠し事のないありのままの現在があり、それを何らかの方法で打破したいという願望がある。そして、それら全てを理解したうえで、解決策を探る作業が始まらなければいけません。これは一連の大切な作業順序であり、そのどこかに嘘・偽りがあると、深い迷路に迷い込み、最善の答えにたどり着くことが、とても困難になってしまいます。
様々な相談をしながらプランニングを進める。プランニングがやっと固まり、見積りまで走る。すべてがいい流れだと思っていたのに、着工後に初めて本音を語られた。そうだったのか!もっと早く解っていれば、ほかの選択肢も有ったのに・・・今さら引き返せないし・・・。これは、過去に手掛けた消化不良のリフォーム工事です。こんなことにならない様、本音でお付き合いのできる相手を探すためには、私たち自身も本音でぶつかって行かなければ、真に心に寄り添うリフォームは出来ないと、改めて思っているところです。

 

 


【No33】 心寄り添うリフォームを --- [2016-04-11 20:02:52]


思い付きやその場しのぎではなく、長い間温めてきた夢や希望を叶えるために、今日こそはと勇気を振り絞り、工務店のドアをあけ、足を踏み入れて下さる方が稀にあります。私たちもその勇気に感謝と敬意を払いながら笑顔で接し、緊張がほぐれるよう気を使いながらお話を伺っていきます。

今回思い切られたリフォームに対する熱い思いを聞かせて頂いたり、現在の家に潜む様々なリスクも、遠慮なく話して頂くことにしています。ただ、どんなに詳しくお話して頂いても、あるところで必ず躓くことになります。それは、現在の部屋の配置や形状をお伺いしたところあたりです。田舎にあるごく普通のお家ですから解りますでしょう?と言われても、一般というのは有ってないようなもの。田の字で構成された客間を含めた和室関係だけならまだしも、その奥の水廻りに至っては、他の建物との絡みや、敷地の形状からなる制約などで、ほとんど独自の形をしていると思ったほうが良いのです。

となると、そこから先に進む為には「現状を見させていただくしかないですね〜」と言うしか無くなって来るのです。それを言ったとたんに、一歩引かれる方も確かにありますが、強引にでも見せていただくしか、リフォームの解決策は見つからないのが現実です。お風呂や台所のある水廻りには、家族の生活そのものが見え隠れするのは、ある程度仕方のないことですし、逆にそれが見えないと、本物のリフォーム提案でありまた、私たちが理想とする「お客様の心に寄り添うリフォーム」が出来ないのです。

次回に続けます。

 


【No32】リフォームは挫折と不満? --- [2016-04-07 19:37:29]

 

先日ある建築関係の方と話をしている時に、こんな話題が出ました。「新築を考えている人の心は【夢や希望】であり、リフォームを考えている人は【挫折と不満だらけ】なのだ。だから、根本的なスタートラインが違うので、付き合い方も変えないといけない。」というのです。皆さんはどう思いますか?

根拠は、若い夫婦がこれから訪れる未来の為に【夢と希望】を持って新しい我が家を持とうとする一方で、リフォームを考えている人は、現状に不満が有るからこそ動き出すのであり、怒りがその人を付き動かしている。そんな話でした。

確かに誰だって、今の生活に満足していれば現状を変えるリフォームの相談などする必要もないのでしょう。まして、大切な時間とお金を費やしてまで、怪しい建築屋なんぞに家の中をいじくり回してほしいなんて思いませんよね。しかし、そんな不快な思いを覚悟でリフォームをするという事は、現状に堪えられないだけのストレスが、その家の中に潜んでいることを端的に表しているのです。

 リフォームを計画するという事は、まずその不満を聞き出し、ストレスの原因を突き止めることから始まります。小さな不満のように見えても、実はそれが根本的な怒り?の原因であることも、往々にして有り得ることなのです。以前に実施したリフォーム工事で、思いが叶わなかったという挫折がトラウマとなり、心にへばりついてしまった方も有るのかも知れません。だからこそ時間をかけてでも、家の傷と一緒に心の傷も治していく必要があるのです。また、それだけの覚悟を持たなければ、リフォーム屋を名乗る資格もないのでしょうね。

 

 

 

 

 


【No31】リフォームよりもリノベーション? --- [2015-10-23 13:43:22]

 

リフォーム工事を得意としています。長年の経験がそれを支えています・・・などと、随分前から言い続け、今日にいたっているのですが、どうも最近勘違いしていることに気が付きました。そう、今更なのですよ。

そもそもリフォームとは何ぞや?なのですが、一般的なリフォームの概念といえば、古くなった物を新しい物に交換する、入れ替えるという意味であり、老朽化し性能が落ちたので、仕方なく交換してもとに戻すといった、修復の意味相が強くなるそうです。

ところが最近聞く「リノベーション」という言葉。こちらは単なる修復といった意味ではなく、今以上に性能を上げる、造り替える。いわゆる大規模なリフォーム工事を指している様なのです。もちろん私たちは、どちらも大切なことだとは思っていますが、やはり後者を目指しているのは間違いありません。

家電量販店や建材メーカーと違い「キッチンやお風呂を売るついでに、リフォームもやっちゃいましょう」ではなく「生活そのものをより良き状態に改変するために、生活動線を根本的に見直していきましょう」という事であり、生活そのものをリフォーム・・・いやいや、リノベーションするという事なのです。

う〜ん、何となくすっきり来ないので、やはりリフォームの大好きな工務店さんで行くことにしましょう。大切なのは、表現方法の如何にかかわらず、より良い生活環境を創造することで地域の皆さんに、真に必要とされるエンジニアであり続ける事なのですよ。でも、これこそ「今更ですか?」って言われそうですね。

 

 


【No30】リフォームと「インフォームドコンセント」 --- [2015-10-23 13:44:48]


工事の依頼を受けて現場の調査をし、図面を書きます。何度かの打合せを繰り返し、それに合わせて図面修正をしながら話を進めます。プランニングに納得して頂き、図面を確定出来たなら、それに従い見積書を作成します。細かな部分は私たちの経験上からのベストを提案として見積書の中に入れます。

そして完成した図面と見積書を従えてお客様を訪問し説明をする事になるのですが、ほとんどの場合、冒頭に「2時間はかかりますので、覚悟して下さいね」と言って説明を始めます。図面の説明が約一時間、そして見積書の説明が同じく一時間、じっくりと時間をかけて説明をします。もちろん、2時間が3時間になることだってあります。

その時にいつも私が心がけているのが「インフォームドコンセント」という考え方。これは「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意を意味する概念。」というもので、医者が手術をする前に、患者さんにメリット・デメリットのすべて説明し、合意の上で手術に取りかかるという考え方なのです。

リフォーム工事の場合は特に工事範囲やその方法、さらには部位別の材料選定と、現場に応じて細かく工法や資材を決めて行くのです。それを説明しきるのは3時間でも不足なのでしょうが、可能な限り理解して頂く努力をします。

病院の手術と同じで、そこに住む家族の大切な体の一部ともいえる「家」にリフォームという手術をするのですから、当然の事だと私たちは考えるからです。もちろん、終わる頃には双方バテバテであることは否めませんけどね。

 

 


【No29】 リフォームの神髄 --- [2014-11-25 17:22:11]

≪放てば手に満てり≫両手いっぱいに掴んだ物以上に、人は次のものを持つ事は出来ない。
何かが欲しければ、何かを手放さないといけませんよ・・・と、冒頭の言葉はそういう意味を持つ格言であり、私の好きな言葉の一つです。考えてみれば、リフォームはまさしくそれですよね。今の生活の一部を捨てなければ、あるいは捨てることにより初めて、新しい生活を手に入れることが出来るのです。「まずは捨てることからリフォームは始まりますよ。この際ですから、思いっきり捨ててください!」と言うのが、私の口癖にもなっています。
ただ、変化せざるを得ない、或いは一部を捨てなければいけない状況が差し迫っているときに、それでも現状の生活から抜け出すことが出来ないし、さらには変化自体を恐れているのであれば、やはりリフォームは難しいのかも知れません。両手に一度掴んでしまったことで、離せなくなった今の充足感や達成感が足かせとなり、次のステップに踏み出せない人は少なくないのです。
現状に対する不満やストレスが、解っているのに身動きできない、そんな時には思い切って何か一つを手放してみましょう。恐る恐る手放したときに初めて、それがそんなにも重要でもなかったことに気づくはずです。そしてそこで初めて、今最も大切なものが何であるかに気づくのでしょう。「放てば手に満てり」これこそが、リフォームの神髄であるのかもしれませんね。 <by ヒゲ専務 >

 

 


【No28】難敵リフォームへの挑戦状! --- [2015-10-23 13:47:05]

一つの家の中に住む一つの家族に、何らかの理由で変化が訪れる時があります。それが慶事であろうと弔事で有ろうと、その家族にとって大きな変化であると感じるだけの出来事である場合、人は現状に不満、あるいは不安を感じるのです。

「今までは確かにこれで良かったのだが、今後このままという訳には行かないぞ。早めに手を打たないと、いざという時に困るのは、間違いなく自分達だから!」と、危機感さえ感じてしまうのです。その時に思うのは、今後の生活の為に必要な、動線(人の動きかた)を重点的に考慮した、家の形状そのものを変化させるリフォームなのかもしれません。しかし実際は、目の前に迫る危機を打破するための、生活そのもののリフォームなのです。

それは、部屋の間取りや設備を入れ変えれば解決すると言うわけでは、決してありません。大切なのは、その家に住む家族の、心と体の健康を維持するためには、今何をすべきかを中心に考えていかなければなりません。

残念ながら人は、自分の身の回りに起きた変化によってはじめて、平穏のマントに覆い隠されていた、自身の心の中に潜む不安や不満、危機感や焦燥感を、目の当たりにすることになるのです。しかし、こんな時だからこそ、新しい生活スタイルを模索する良い機会であると肝に銘じ、難敵リフォームに対して、堂々と挑戦状を叩き付けてやりましょう。

ピンチこそチャンスなのですから。もし私たちで良かったら、少しお手伝いしますよ。

 


【No27】リフォームは切磋琢磨 --- [2014-04-24 15:27:50]

「ちょっと家を直したくて、来て頂けませんか?」そんな電話が掛かってきたり、「リフォームしたいんですけど・・・」と突然、私達の会社を訪問されるところから、リフォーム計画の多くが始まります。
その中には、以前からお付き合いの有る方もいらっしゃいますが、どちらかと言えば初対面の方が、最近は多くなってきているように感じています。

スタートがどういう形であっても、それぞれのリフォームにはそれぞれの理由が有り、相談に来られる一人一人が大きな覚悟を持ってリフォームに挑まれていることを、とても強く感じています。もちろん背景は様々なのですが、理由の一つには、大きなお金をつぎ込まざるを得ない、少し大がかりなリフォーム工事であればなおさら、失敗は許されないと考えるからに他なりません。

何度でもやり直しがきけばもう少し気楽に出来るのでしょうが、現実はそう言うわけには行きませんからね。だからこそ私は、そんなお客様にお願いすることが有ります。それは「いっぱい勉強して下さいね」と言うことです。

わけもわからない、うさんくさい工務店を信用し切るのではなく、負けないくらいの知識と、確固たるイメージを作り上げる事が大切だと思うからです。そんな信念を持つお客様であれば、こちらもいつも以上に真剣にならざるを得ないため、本気度がアップするのは間違い有りません。

「切磋琢磨」これこそが、リフォーム成功の秘訣と言っても過言ではありませんし、私達がレベルアップするためにも必要不可欠な「魔法の言葉」なのかも知れませんね。 

 

 


【No26】木材強度を考える --- [2014-02-12 13:36:50]

「この家は、あと何年住めるのでしょうか?」と言った質問を、たまに受けることがあります。言い換えればそれは、この家を支えている木材の耐用年数はどれくらいなのでしょう?ということにもつながるのかも知れませんね。

「日本の家の寿命は30年」と言われ、木造建築が非難される時代背景の中においても、築年数が百年以上の古民家が多数現存するここ出雲地方。そこに住み、住宅建築に携わる私たちにとっては、その疑問に対する答えも探しておく必要があるように思われます。そこで今回は皆さんと「木」の強度特性について考えてみたいと思います。

「100年かけて育った木は100年間、200年かけて育った木は200年間、家を守ってくれる」と昔から言われています。それは、樹齢100年の木は伐採から100年後、200年の木は200年後に最も強度が増すという木の持つ特性から言えば、偽りのない事実であると言えます。

さらに、山で伐採され樹木の乾燥が始まってから、200年〜300年にかけて徐々に強度を増していき、その後緩やかに低下が起きる、というデータもあるようです。

要するに、木材の強度は長期間維持できるだけではなく、建築当初よりも、年数を経るにつけ強度が増していくという、素晴らしい特性を持っているという事実を、ご理解頂きたいと思います。

そして、太い梁と柱を持った古民家であれば、その特性が失われないように上手くリフォームしながら維持管理して行くことで、数世代に渡って住み続けることが出来ると断言できるのでは無いでしょうか?

 

 


【No25】減築リフォームへのいざない --- [2013-12-18 20:32:34]

私たちの住む出雲平野には、築地松に囲まれた田舎作りのお家がまだたくさん残っています。その中においても、弊社の位置する斐川町には敷地が200〜300坪、大きいところでは500〜600坪と、都会の数軒分の宅地に建っている家も珍しくありません。もちろんそこに見合うだけの建物は必要(?)ですので、住宅部分だけでも60〜70坪、納屋や物置、それに土蔵までを含めれば、これまた200〜300坪というお家もあるのです。
それを見て豪勢な暮らしを想像している方も有るかも知れませんが、実際には維持管理だけで疲弊している家族が多いことも、否定できない事実なのです。物のない時代には、土地と建物さえあれば家族を養っていけるという強い思いから、家長である主は田畑を手に入れ、宅地を広げ、家を少しでも大きくしようと考えていたようです。決して虚栄心からくる、独りよがりな行動ばかりではなかったのです。
しかしやがて時が過ぎ、時代が変わり、大きな屋敷が重荷となる時代がやってきてしまいました。当たり前のことですが、一軒の家を維持管理しようと思えば、それ相応の時間と費用がかかるのです。それが数軒分の広さがあれば、当然数軒分の費用が発生し、本当は改良したいキッチンやお風呂などの生活に密着した部分は、いつまでも手つかずのままになってしまいます。
「虚」よりも「実」を重視するこの時代であれば、先祖様に感謝する心を忘れることなく、少しだけ心を鬼にしてでも「減築リフォーム」を考慮すべき時が来ていると思われるのですが、いかがでしょうか?


【No24】コミュニケーションの大切さ --- [2014-01-17 18:57:44]

以前、悲しいことに「前回のリフォームは、失敗でした」と話された方が、連続して複数いらっしゃいました。
工事業者はそれぞれ違うし、もちろん工事をされた時期も違うのですが、いくらかの共通点がありました。失敗から学ぶ事って、とても大切ですので、皆さんと一緒に、その原因を考えてみたいと思います。
お話を聞いていて最初に感じたのは、工事業者の方と信頼関係が築けないままか、あるいは信頼を失うだけのすれ違いが起きてしまったらしいと思える事です。そんな時に聞くのが「ちゃんとやってくれると思っていたのに・・・」という言葉です。そしてほとんどの場合、続く言葉は「普通はこんなことしないでしょ!」となります。
しかし、よく考えてみてください。家族の間でも価値観の違いで、すれ違ってしまうのは良くあること。なおさら他人の、しかも相手が一時的なお付き合いをせざるを得ない工事業者であれば、よほどの努力をしない限り、思いは伝わらないと思った方が良いでしょう。
あちらはプロだから任せておけば、きっと私の気に入るリフォームをしてくれるだろう・・・!なんて、決して思わないで下さい。
大切なのは思いを伝えることであり、その為の努力、あるいは伝えるための手段は何が最善なのかを、相手とのコミュニケーションの中で探すことではないでしょうか?
完成したリフォーム現場を、久しぶりに訪れ感動し涙するのは、某テレビ番組だけだと思ってください。

 

 


【No23】リフォーム成功の決め手 --- [2012-10-11 20:27:53]

 数年前のことですが、「リフォームは難しいですね。」とおっしゃられた方が有りました。

キッチンやトイレなど、部分的なリフォームであれば、そう難しい事も無いのでしょうが、以前から生活動線に不満があり、「平面計画からやり直したい!」「最善の動線に変更したい!」とのお考えがある方でした。

もちろん、工事金額の上限を決めた上でのご相談でしたので、他のリフォーム会社にも話をされていたようです。

私達も、お客様の要望を聞きながら、様々な提案をさせて頂きました。

しかし、予算金額と平面プランの両方を念頭に置きながら、慎重に計画を進めていらっしゃったお客様とすれば、そのどちらかにこだわると、すぐにバランスが崩れてしまう事が、とても辛かったようです。

その上で、2つのリフォーム業者の、しかもなぜか食い違った説明?を聞くことになってしまい、精神的にもかなりのストレスを感じられた様子でした。

ご自身の仕事の絡みもあり、最終的には弊社に注文して頂くことは無かったのですが、その時におっしゃったのが

「業者を決めずにリフォーム工事を計画するのは無理ですね。難しいけど業者を決めて、膝をつき合わせながら、予算内の最適なプランニングを探していく作業をしていかないと、リフォームの成功は無いですね。」との言葉でした。

最初に業者を決め、その相手と相談しながら進めていくことが、リフォームを成功させる最大の要因であることを、お客様から教えて頂いた出来事でした。

もちろん、その業者を決めるときこそが、最もストレスの掛かるときなのでしょうが・・・。

 

 


【No22】住み継ぐ為のリフォーム(使いづらい編) --- [2014-01-17 18:56:48]

 それでは、住み継ぐ為のリフォーム最終章(使いづらい編)に行ってみましょう。

 古民家を引き継ぐにしても、もちろん何もかもが古いままでは、使いづらさを感じるのも無理はありませんが、それがストレスとなり人の心をむしばむのでは、放っておく訳にもいきません。

 本来ならば、住人の身体や心を癒すべき「我が家」で、ストレスを感じてしまっては、残念ながら、本末転倒と言わざるを得ないのです。

 それでは、そこに住む人々にとって、どんなときに使いづらさを感じてしまうのでしょうか?

 それは例えば間取りなのかも知れません。古民家の特徴である、お客様第一主義でプランニングされた平面計画は、もしかして最大の欠点なのかも知れません。

 日当たりの良い南側には、縁側を堂々と従えた客間が位置しています。そのせいで、日々の生活を営む台所やお風呂場は、寒くて暗い北側に押しやられてしまっています。

 更に、昔は当たり前だった土間のある暮らし。そのおかげで床の段差が、至る所に見受けられます。

 こうなると、古くなった設備機器を入れ替えれば、使いづらさが解消されると言う訳にはいかなくなります。

 設備を一新する以上に重要なことは、間取りの変更を含めた、動線の刷新であると考えます。

 前々回の寒さ対策や、前回の暗さへの対処も、動線を再検証することで行う、間取りの変更や部屋の再編により、全てを最善の方向へ導くきっかけとしなくてはなりません。

 また、そうしたリフォームを提案するのが、私達の責務なのだと感じています。