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リフォームのポイント

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【No36】 終活リフォームのポイント --- [2017-03-15 10:31:19]

 

新卒の若者が就職の為の活動をする就活ではなく、人生の終わりに向けた活動の事を終活というのは皆さんもご存知ですよね。人である以上、避けて通れない人生の大きな課題と言ってもいいでしょう。そこで今回は、その終活をする上での必要なリフォームについて考えてみたいと思います。

今まで、数件の終の棲家(ついのすみか)と言える増改築やリフォームを手掛けてきましたが、その経験から感じた大切なポイントを挙げてみることにしましょう。まずは動線が最短距離であることですよね。生活をするのに最低限必要なキッチン、トイレ、お風呂などの水廻りを、最短の距離でつなげることは、一番に考えて行かなければなりません。加えて、外へのアプローチとなる玄関や勝手口も含めた動線上の床は極力バリアフリー化を考慮していきます。床の段差を無くすことは、屋内での転倒事故などの危険を減らすことにもつながりますから、こちらも優先順位は高いと考えるべきでしょう。それと同時に壁に手摺を設置、あるいは設置できるようしっかりとした下地を作っておきましょう。襖や障子などの建具が多く、壁が少ない日本家屋でも、工夫次第で手摺の設置は可能です。さらには出入り口の建具を引き戸に変更しておくことも大切なポイントですよね。開閉時に動線の邪魔にならず、開けっ放しもできる引戸は、介助する側もされる側にとっても便利です。

それともう一つ、忘れてならないのは、物を減らすこと!終活に向けての最大のライバルが物への執着心であることは、常々言われています。いくら段差のない床でも、物があふれていては意味を成しません。心を鬼にして「捨てる・減らす」を行動に移す事が出来て初めて、本当の終活が始まると思ったほうが良いみたいですね。

 


【No35】 キーワードは光と風 --- [2016-09-17 11:53:31]

 

 きっかけは、建物自体の老朽化であったり、単なる設備の故障であったり、様々な要因がもたらしたものであったとしても、重い腰を上げリフォームに踏み切らざるを得ないなんてことが往々にして有りますよね。でも、そんな時こそ千載一遇のチャンスとポジティブにとらえ、追加的要望を出される方が多いのは事実です。
 「せっかくなので窓を大きくして、部屋を明るくしたいのですが出来ますか?もしそれが出来るなら、きっと風も通りますよね!」そんなふうにおっしゃる方が意外に多いことに驚きます。要するに、それだけ光の入りにくい、風の通らない部屋が多いという事なんでしょうね。とかく増築を前提とした考えが主流であり、どんどん大きくなった家の間取りでは、当然光も風も入らない部屋が増えていくのは、仕方の無いことかもしれません。また、人によっては防犯上や、ご近所の視線が気になったりして、ついつい窓を塞ぎがちになってしまうのかも知れませんね。
 本来、建築基準法では窓のない部屋を無窓居室(むそうきょしつ)と言って、日々生活する部屋にしてはいけませんよ。物置や納戸程度なら許しますけどね!と言ったとらえ方をするのです。窓が無くっても立派なLED照明が・・・では許してもらえません。それは、照度だけの問題ではなく、陽の光を入れてくださいね!という事。要するに、太陽光線の中の紫外線が殺菌作用を持っていますし、風が通ることで自然換気ができ、ダニやカビの発生も防いでくれるからです。
せっかくリフォームをするのであれば、光と風の通り道を、ぜひ実現させて頂きたいと私たちは思っていますし、いつも「光と風」をキーワードにしてプランニングしているつもりです。
 ちなみに建築基準法では、床面積の1/7以上の光の入る窓が無いと居室として認めてはいません。この機会に皆さんも一度、ご自分の部屋をチェックしてみてはいかがですか?

 


【No34】 心寄り添うリフォームを --- [2016-08-12 17:51:52]

 

前回からの続きです。様々な問題を抱えるリフォームの解決策を見つけるには、現場を見させて頂くことが大切だというお話をさせて頂きました。確かに赤の他人に生活の匂いが残るところまで覗かれて気分のいい人は誰もいませんよね。しかし、前回の最後のところで書いたように、そのお宅の家族がどんな生活パターンで暮らしていらっしゃるかが見えないと、お客様の心に寄り添う最適な提案は不可能だといってもよいのです。
以前リフォームをした方から「家の奥の奥まで見せてしまったことで、逆に自分を飾らず、本音で相談することが出来ました。最初に見てもらって正解でした。」と、言って頂きました。隠し事のないありのままの現在があり、それを何らかの方法で打破したいという願望がある。そして、それら全てを理解したうえで、解決策を探る作業が始まらなければいけません。これは一連の大切な作業順序であり、そのどこかに嘘・偽りがあると、深い迷路に迷い込み、最善の答えにたどり着くことが、とても困難になってしまいます。
様々な相談をしながらプランニングを進める。プランニングがやっと固まり、見積りまで走る。すべてがいい流れだと思っていたのに、着工後に初めて本音を語られた。そうだったのか!もっと早く解っていれば、ほかの選択肢も有ったのに・・・今さら引き返せないし・・・。これは、過去に手掛けた消化不良のリフォーム工事です。こんなことにならない様、本音でお付き合いのできる相手を探すためには、私たち自身も本音でぶつかって行かなければ、真に心に寄り添うリフォームは出来ないと、改めて思っているところです。

 

 


【No33】 心寄り添うリフォームを --- [2016-04-11 20:02:52]


思い付きやその場しのぎではなく、長い間温めてきた夢や希望を叶えるために、今日こそはと勇気を振り絞り、工務店のドアをあけ、足を踏み入れて下さる方が稀にあります。私たちもその勇気に感謝と敬意を払いながら笑顔で接し、緊張がほぐれるよう気を使いながらお話を伺っていきます。

今回思い切られたリフォームに対する熱い思いを聞かせて頂いたり、現在の家に潜む様々なリスクも、遠慮なく話して頂くことにしています。ただ、どんなに詳しくお話して頂いても、あるところで必ず躓くことになります。それは、現在の部屋の配置や形状をお伺いしたところあたりです。田舎にあるごく普通のお家ですから解りますでしょう?と言われても、一般というのは有ってないようなもの。田の字で構成された客間を含めた和室関係だけならまだしも、その奥の水廻りに至っては、他の建物との絡みや、敷地の形状からなる制約などで、ほとんど独自の形をしていると思ったほうが良いのです。

となると、そこから先に進む為には「現状を見させていただくしかないですね〜」と言うしか無くなって来るのです。それを言ったとたんに、一歩引かれる方も確かにありますが、強引にでも見せていただくしか、リフォームの解決策は見つからないのが現実です。お風呂や台所のある水廻りには、家族の生活そのものが見え隠れするのは、ある程度仕方のないことですし、逆にそれが見えないと、本物のリフォーム提案でありまた、私たちが理想とする「お客様の心に寄り添うリフォーム」が出来ないのです。

次回に続けます。

 


【No32】リフォームは挫折と不満? --- [2016-04-07 19:37:29]

 

先日ある建築関係の方と話をしている時に、こんな話題が出ました。「新築を考えている人の心は【夢や希望】であり、リフォームを考えている人は【挫折と不満だらけ】なのだ。だから、根本的なスタートラインが違うので、付き合い方も変えないといけない。」というのです。皆さんはどう思いますか?

根拠は、若い夫婦がこれから訪れる未来の為に【夢と希望】を持って新しい我が家を持とうとする一方で、リフォームを考えている人は、現状に不満が有るからこそ動き出すのであり、怒りがその人を付き動かしている。そんな話でした。

確かに誰だって、今の生活に満足していれば現状を変えるリフォームの相談などする必要もないのでしょう。まして、大切な時間とお金を費やしてまで、怪しい建築屋なんぞに家の中をいじくり回してほしいなんて思いませんよね。しかし、そんな不快な思いを覚悟でリフォームをするという事は、現状に堪えられないだけのストレスが、その家の中に潜んでいることを端的に表しているのです。

 リフォームを計画するという事は、まずその不満を聞き出し、ストレスの原因を突き止めることから始まります。小さな不満のように見えても、実はそれが根本的な怒り?の原因であることも、往々にして有り得ることなのです。以前に実施したリフォーム工事で、思いが叶わなかったという挫折がトラウマとなり、心にへばりついてしまった方も有るのかも知れません。だからこそ時間をかけてでも、家の傷と一緒に心の傷も治していく必要があるのです。また、それだけの覚悟を持たなければ、リフォーム屋を名乗る資格もないのでしょうね。

 

 

 

 

 


【No31】リフォームよりもリノベーション? --- [2015-10-23 13:43:22]

 

リフォーム工事を得意としています。長年の経験がそれを支えています・・・などと、随分前から言い続け、今日にいたっているのですが、どうも最近勘違いしていることに気が付きました。そう、今更なのですよ。

そもそもリフォームとは何ぞや?なのですが、一般的なリフォームの概念といえば、古くなった物を新しい物に交換する、入れ替えるという意味であり、老朽化し性能が落ちたので、仕方なく交換してもとに戻すといった、修復の意味相が強くなるそうです。

ところが最近聞く「リノベーション」という言葉。こちらは単なる修復といった意味ではなく、今以上に性能を上げる、造り替える。いわゆる大規模なリフォーム工事を指している様なのです。もちろん私たちは、どちらも大切なことだとは思っていますが、やはり後者を目指しているのは間違いありません。

家電量販店や建材メーカーと違い「キッチンやお風呂を売るついでに、リフォームもやっちゃいましょう」ではなく「生活そのものをより良き状態に改変するために、生活動線を根本的に見直していきましょう」という事であり、生活そのものをリフォーム・・・いやいや、リノベーションするという事なのです。

う〜ん、何となくすっきり来ないので、やはりリフォームの大好きな工務店さんで行くことにしましょう。大切なのは、表現方法の如何にかかわらず、より良い生活環境を創造することで地域の皆さんに、真に必要とされるエンジニアであり続ける事なのですよ。でも、これこそ「今更ですか?」って言われそうですね。

 

 


【No30】リフォームと「インフォームドコンセント」 --- [2015-10-23 13:44:48]


工事の依頼を受けて現場の調査をし、図面を書きます。何度かの打合せを繰り返し、それに合わせて図面修正をしながら話を進めます。プランニングに納得して頂き、図面を確定出来たなら、それに従い見積書を作成します。細かな部分は私たちの経験上からのベストを提案として見積書の中に入れます。

そして完成した図面と見積書を従えてお客様を訪問し説明をする事になるのですが、ほとんどの場合、冒頭に「2時間はかかりますので、覚悟して下さいね」と言って説明を始めます。図面の説明が約一時間、そして見積書の説明が同じく一時間、じっくりと時間をかけて説明をします。もちろん、2時間が3時間になることだってあります。

その時にいつも私が心がけているのが「インフォームドコンセント」という考え方。これは「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意を意味する概念。」というもので、医者が手術をする前に、患者さんにメリット・デメリットのすべて説明し、合意の上で手術に取りかかるという考え方なのです。

リフォーム工事の場合は特に工事範囲やその方法、さらには部位別の材料選定と、現場に応じて細かく工法や資材を決めて行くのです。それを説明しきるのは3時間でも不足なのでしょうが、可能な限り理解して頂く努力をします。

病院の手術と同じで、そこに住む家族の大切な体の一部ともいえる「家」にリフォームという手術をするのですから、当然の事だと私たちは考えるからです。もちろん、終わる頃には双方バテバテであることは否めませんけどね。

 

 


【No29】 リフォームの神髄 --- [2014-11-25 17:22:11]

≪放てば手に満てり≫両手いっぱいに掴んだ物以上に、人は次のものを持つ事は出来ない。
何かが欲しければ、何かを手放さないといけませんよ・・・と、冒頭の言葉はそういう意味を持つ格言であり、私の好きな言葉の一つです。考えてみれば、リフォームはまさしくそれですよね。今の生活の一部を捨てなければ、あるいは捨てることにより初めて、新しい生活を手に入れることが出来るのです。「まずは捨てることからリフォームは始まりますよ。この際ですから、思いっきり捨ててください!」と言うのが、私の口癖にもなっています。
ただ、変化せざるを得ない、或いは一部を捨てなければいけない状況が差し迫っているときに、それでも現状の生活から抜け出すことが出来ないし、さらには変化自体を恐れているのであれば、やはりリフォームは難しいのかも知れません。両手に一度掴んでしまったことで、離せなくなった今の充足感や達成感が足かせとなり、次のステップに踏み出せない人は少なくないのです。
現状に対する不満やストレスが、解っているのに身動きできない、そんな時には思い切って何か一つを手放してみましょう。恐る恐る手放したときに初めて、それがそんなにも重要でもなかったことに気づくはずです。そしてそこで初めて、今最も大切なものが何であるかに気づくのでしょう。「放てば手に満てり」これこそが、リフォームの神髄であるのかもしれませんね。 <by ヒゲ専務 >

 

 


【No28】難敵リフォームへの挑戦状! --- [2015-10-23 13:47:05]

一つの家の中に住む一つの家族に、何らかの理由で変化が訪れる時があります。それが慶事であろうと弔事で有ろうと、その家族にとって大きな変化であると感じるだけの出来事である場合、人は現状に不満、あるいは不安を感じるのです。

「今までは確かにこれで良かったのだが、今後このままという訳には行かないぞ。早めに手を打たないと、いざという時に困るのは、間違いなく自分達だから!」と、危機感さえ感じてしまうのです。その時に思うのは、今後の生活の為に必要な、動線(人の動きかた)を重点的に考慮した、家の形状そのものを変化させるリフォームなのかもしれません。しかし実際は、目の前に迫る危機を打破するための、生活そのもののリフォームなのです。

それは、部屋の間取りや設備を入れ変えれば解決すると言うわけでは、決してありません。大切なのは、その家に住む家族の、心と体の健康を維持するためには、今何をすべきかを中心に考えていかなければなりません。

残念ながら人は、自分の身の回りに起きた変化によってはじめて、平穏のマントに覆い隠されていた、自身の心の中に潜む不安や不満、危機感や焦燥感を、目の当たりにすることになるのです。しかし、こんな時だからこそ、新しい生活スタイルを模索する良い機会であると肝に銘じ、難敵リフォームに対して、堂々と挑戦状を叩き付けてやりましょう。

ピンチこそチャンスなのですから。もし私たちで良かったら、少しお手伝いしますよ。

 


【No27】リフォームは切磋琢磨 --- [2014-04-24 15:27:50]

「ちょっと家を直したくて、来て頂けませんか?」そんな電話が掛かってきたり、「リフォームしたいんですけど・・・」と突然、私達の会社を訪問されるところから、リフォーム計画の多くが始まります。
その中には、以前からお付き合いの有る方もいらっしゃいますが、どちらかと言えば初対面の方が、最近は多くなってきているように感じています。

スタートがどういう形であっても、それぞれのリフォームにはそれぞれの理由が有り、相談に来られる一人一人が大きな覚悟を持ってリフォームに挑まれていることを、とても強く感じています。もちろん背景は様々なのですが、理由の一つには、大きなお金をつぎ込まざるを得ない、少し大がかりなリフォーム工事であればなおさら、失敗は許されないと考えるからに他なりません。

何度でもやり直しがきけばもう少し気楽に出来るのでしょうが、現実はそう言うわけには行きませんからね。だからこそ私は、そんなお客様にお願いすることが有ります。それは「いっぱい勉強して下さいね」と言うことです。

わけもわからない、うさんくさい工務店を信用し切るのではなく、負けないくらいの知識と、確固たるイメージを作り上げる事が大切だと思うからです。そんな信念を持つお客様であれば、こちらもいつも以上に真剣にならざるを得ないため、本気度がアップするのは間違い有りません。

「切磋琢磨」これこそが、リフォーム成功の秘訣と言っても過言ではありませんし、私達がレベルアップするためにも必要不可欠な「魔法の言葉」なのかも知れませんね。 

 

 


【No26】木材強度を考える --- [2014-02-12 13:36:50]

「この家は、あと何年住めるのでしょうか?」と言った質問を、たまに受けることがあります。言い換えればそれは、この家を支えている木材の耐用年数はどれくらいなのでしょう?ということにもつながるのかも知れませんね。

「日本の家の寿命は30年」と言われ、木造建築が非難される時代背景の中においても、築年数が百年以上の古民家が多数現存するここ出雲地方。そこに住み、住宅建築に携わる私たちにとっては、その疑問に対する答えも探しておく必要があるように思われます。そこで今回は皆さんと「木」の強度特性について考えてみたいと思います。

「100年かけて育った木は100年間、200年かけて育った木は200年間、家を守ってくれる」と昔から言われています。それは、樹齢100年の木は伐採から100年後、200年の木は200年後に最も強度が増すという木の持つ特性から言えば、偽りのない事実であると言えます。

さらに、山で伐採され樹木の乾燥が始まってから、200年〜300年にかけて徐々に強度を増していき、その後緩やかに低下が起きる、というデータもあるようです。

要するに、木材の強度は長期間維持できるだけではなく、建築当初よりも、年数を経るにつけ強度が増していくという、素晴らしい特性を持っているという事実を、ご理解頂きたいと思います。

そして、太い梁と柱を持った古民家であれば、その特性が失われないように上手くリフォームしながら維持管理して行くことで、数世代に渡って住み続けることが出来ると断言できるのでは無いでしょうか?

 

 


【No25】減築リフォームへのいざない --- [2013-12-18 20:32:34]

私たちの住む出雲平野には、築地松に囲まれた田舎作りのお家がまだたくさん残っています。その中においても、弊社の位置する斐川町には敷地が200〜300坪、大きいところでは500〜600坪と、都会の数軒分の宅地に建っている家も珍しくありません。もちろんそこに見合うだけの建物は必要(?)ですので、住宅部分だけでも60〜70坪、納屋や物置、それに土蔵までを含めれば、これまた200〜300坪というお家もあるのです。
それを見て豪勢な暮らしを想像している方も有るかも知れませんが、実際には維持管理だけで疲弊している家族が多いことも、否定できない事実なのです。物のない時代には、土地と建物さえあれば家族を養っていけるという強い思いから、家長である主は田畑を手に入れ、宅地を広げ、家を少しでも大きくしようと考えていたようです。決して虚栄心からくる、独りよがりな行動ばかりではなかったのです。
しかしやがて時が過ぎ、時代が変わり、大きな屋敷が重荷となる時代がやってきてしまいました。当たり前のことですが、一軒の家を維持管理しようと思えば、それ相応の時間と費用がかかるのです。それが数軒分の広さがあれば、当然数軒分の費用が発生し、本当は改良したいキッチンやお風呂などの生活に密着した部分は、いつまでも手つかずのままになってしまいます。
「虚」よりも「実」を重視するこの時代であれば、先祖様に感謝する心を忘れることなく、少しだけ心を鬼にしてでも「減築リフォーム」を考慮すべき時が来ていると思われるのですが、いかがでしょうか?


【No24】コミュニケーションの大切さ --- [2014-01-17 18:57:44]

以前、悲しいことに「前回のリフォームは、失敗でした」と話された方が、連続して複数いらっしゃいました。
工事業者はそれぞれ違うし、もちろん工事をされた時期も違うのですが、いくらかの共通点がありました。失敗から学ぶ事って、とても大切ですので、皆さんと一緒に、その原因を考えてみたいと思います。
お話を聞いていて最初に感じたのは、工事業者の方と信頼関係が築けないままか、あるいは信頼を失うだけのすれ違いが起きてしまったらしいと思える事です。そんな時に聞くのが「ちゃんとやってくれると思っていたのに・・・」という言葉です。そしてほとんどの場合、続く言葉は「普通はこんなことしないでしょ!」となります。
しかし、よく考えてみてください。家族の間でも価値観の違いで、すれ違ってしまうのは良くあること。なおさら他人の、しかも相手が一時的なお付き合いをせざるを得ない工事業者であれば、よほどの努力をしない限り、思いは伝わらないと思った方が良いでしょう。
あちらはプロだから任せておけば、きっと私の気に入るリフォームをしてくれるだろう・・・!なんて、決して思わないで下さい。
大切なのは思いを伝えることであり、その為の努力、あるいは伝えるための手段は何が最善なのかを、相手とのコミュニケーションの中で探すことではないでしょうか?
完成したリフォーム現場を、久しぶりに訪れ感動し涙するのは、某テレビ番組だけだと思ってください。

 

 


【No23】リフォーム成功の決め手 --- [2012-10-11 20:27:53]

 数年前のことですが、「リフォームは難しいですね。」とおっしゃられた方が有りました。

キッチンやトイレなど、部分的なリフォームであれば、そう難しい事も無いのでしょうが、以前から生活動線に不満があり、「平面計画からやり直したい!」「最善の動線に変更したい!」とのお考えがある方でした。

もちろん、工事金額の上限を決めた上でのご相談でしたので、他のリフォーム会社にも話をされていたようです。

私達も、お客様の要望を聞きながら、様々な提案をさせて頂きました。

しかし、予算金額と平面プランの両方を念頭に置きながら、慎重に計画を進めていらっしゃったお客様とすれば、そのどちらかにこだわると、すぐにバランスが崩れてしまう事が、とても辛かったようです。

その上で、2つのリフォーム業者の、しかもなぜか食い違った説明?を聞くことになってしまい、精神的にもかなりのストレスを感じられた様子でした。

ご自身の仕事の絡みもあり、最終的には弊社に注文して頂くことは無かったのですが、その時におっしゃったのが

「業者を決めずにリフォーム工事を計画するのは無理ですね。難しいけど業者を決めて、膝をつき合わせながら、予算内の最適なプランニングを探していく作業をしていかないと、リフォームの成功は無いですね。」との言葉でした。

最初に業者を決め、その相手と相談しながら進めていくことが、リフォームを成功させる最大の要因であることを、お客様から教えて頂いた出来事でした。

もちろん、その業者を決めるときこそが、最もストレスの掛かるときなのでしょうが・・・。

 

 


【No22】住み継ぐ為のリフォーム(使いづらい編) --- [2014-01-17 18:56:48]

 それでは、住み継ぐ為のリフォーム最終章(使いづらい編)に行ってみましょう。

 古民家を引き継ぐにしても、もちろん何もかもが古いままでは、使いづらさを感じるのも無理はありませんが、それがストレスとなり人の心をむしばむのでは、放っておく訳にもいきません。

 本来ならば、住人の身体や心を癒すべき「我が家」で、ストレスを感じてしまっては、残念ながら、本末転倒と言わざるを得ないのです。

 それでは、そこに住む人々にとって、どんなときに使いづらさを感じてしまうのでしょうか?

 それは例えば間取りなのかも知れません。古民家の特徴である、お客様第一主義でプランニングされた平面計画は、もしかして最大の欠点なのかも知れません。

 日当たりの良い南側には、縁側を堂々と従えた客間が位置しています。そのせいで、日々の生活を営む台所やお風呂場は、寒くて暗い北側に押しやられてしまっています。

 更に、昔は当たり前だった土間のある暮らし。そのおかげで床の段差が、至る所に見受けられます。

 こうなると、古くなった設備機器を入れ替えれば、使いづらさが解消されると言う訳にはいかなくなります。

 設備を一新する以上に重要なことは、間取りの変更を含めた、動線の刷新であると考えます。

 前々回の寒さ対策や、前回の暗さへの対処も、動線を再検証することで行う、間取りの変更や部屋の再編により、全てを最善の方向へ導くきっかけとしなくてはなりません。

 また、そうしたリフォームを提案するのが、私達の責務なのだと感じています。

 

 

 


【No21】住み継ぐ為のリフォーム(暗い編) --- [2014-01-17 18:48:45]

 少し時間が開いてしまいましたが、住み継ぐ為のリフォーム(暗い編)をお届けしたいと思います。

 前回お話ししましたように、築50年以上経過した住宅を古民家と呼んでいますが、住み続けるには相応の覚悟が必要のようです。

 古民家は「寒い・暗い・使いづらい」の三拍子が揃っているのがその理由だそうですが、前回はその「寒さ対策」についてお話ししましたので、今回は次の「暗い」事への対処法を考えてみたいと思います。

 最初に暗い理由を考えてみましょう。窓がなければ暗いのも当たり前なのでしょうが、たとえ有ったとしても、少なかったり小さかったりする事は考えられます。

 ただそれだけでなく、古民家の特徴である大きな床面積が原因の一つのようです。

 部屋数が多ければどこかに外部に面していない部屋が出来てしまいます。

 特に、湿気の多い水廻りのキッチンやお風呂、トイレなどが外部に面して設置されていれば、その奥になる部屋や廊下はおのずと採光は望めません。

 そんな時はトップライトを考えてみましょう。部屋だけではなく、廊下やホールなどにも頭上からの明かりを取り入れる事が出来れば、劇的に明るくなるのです。

 また、単純に窓を増やしたり大きくすれば、当然明るくはなるのですが、その時の窓ガラスは、断熱効果のあるペアガラスにしておきたいですね。大きな窓は熱の損失も大きくなるからです。

 ただ、私達が外光を確保するのに最も有効であると感じるのが、減築と言う手法です。

 リフォームをする際に、部屋の機能を集約させることで余ってきたり、今はもう使わなくなってしまっている部屋を解体撤去してしまうのです。

 ちょっと乱暴かも知れませんが、驚くほどの効果が得られることが有りますので、検討して見るのも良いでしょう。

 


【No20】住み継ぐ為のリフォーム(寒い編) --- [2014-01-17 18:49:25]

 両親やその親世代から受け継いできた築百年前後、あるいはそれ以上にもなる古民家に住んでいる人がまれにあります。

 一般的な定義としては、50年以上経過した建物を古民家と呼んでいますが、玄関が土間となっていて、上部に大きな梁をもつ古民家は、近年かなり数を減らしているようです。

 実際生活している人に、その古民家で住み続けたいかとの質問には、大半の方が「いいえ」と答えるそうです。

 古民家は「寒い・暗い・使いづらい」の三拍子が揃っているのがその理由のようです。

 それでは、50年以上経過したお家を次の世代に住み継ぐためには、どの様にリフォームすればよいのでしょう?

 先に挙げた「寒い・暗い・使いづらい」の中から、最初に「寒い」を取り上げてみたいと思います。

 古民家の魅力は何と言っても、大きな柱や梁など古材の醸し出す重厚さと、天井が高い事などで得られる、空間のボリューム感なのでは無いでしょうか。しかしこの大きな空間こそが空調を難しくしているのです。

 こんな時は空間全体を暖めるのではなく、遠赤外線効果が得やすい床暖房などで、人の身体そのものを暖めるのが効果的です。

 同時に、窓にはペアガラスを採用したり、床・壁・天井などを断熱材で囲うなど、熱損失をいかに抑えるかがポイントとなるでしょう。

 襖や障子、それに部屋を仕切る内部のガラス戸なども熱を簡単に通してしまいます。出来る限り断熱材入りの壁にしたいものです。その方が全体的な家の強度も上がってくれますからね。

 次回は2番目の「暗い」について対策を考えてみましょう。

 


【No19】オール電化リフォームの虚と実 --- [2014-01-17 18:50:18]

  ここ数年、一挙に花開いた感のあるオール電化住宅やオール電化リフォームは、いつの間にか主婦の皆様の憧れとなり、私達もそのお手伝いを随分させて頂きました。

 電化の良さは、使っている方が一番理解しているのではないかと思います。

 クリーンで安全・安心である上に、家計にお得なこのシステムは、100%ではないにせよ、かなり満足度の高い商品であると思っています。

 私達が「オール電化にしませんか?」などとの勧誘をすること無く、口コミでその良さは伝わっているようです。

 もちろんこれからもこの流れは変わることなく続くのでしょうが、先日その流れのスピードを鈍化させる大変な出来事が起こりましたね。

 そう、あの大津波によって破壊され、制御できなくなった原子力発電所の事故。

 うすうす感じていたとは言うものの、原子力に頼らざるを得ないオール電化の暗部を見たような、現実を突きつけられたような、そんな心の痛みを感じたのも事実です。

 同時に、スイッチをオフにすれば原子炉が完全停止するモノだと、勝手に思いこんでいた無知なる自分を恥じる事にもなりました。

 そんな私達が今出来る事は、流れを止めるとか変えるなどの事ではなく、電気エネルギーの持つ「虚と実」を忘れることなく、上手につきあっていくことだろうと感じています。

 電化リフォームは世の流れであっても完全無欠では無いことを胸に刻み、常に代替エネルギーを模索しながら、今後も省エネ・エコリフォームを追求して行くべきなのでしょう。

 


【No18】気になるご近所の視線 --- [2014-01-17 18:51:19]

  「リフォームを始めたら、突然近所の方の視線が厳しくなった」と言うことを、たまにですが聞くことがあります。

 着工前に「ご迷惑をかけますが、○ヶ月ほどお騒がせしますので、よろしくお願いします」と、挨拶をし、「お互い様ですから」と、快く返事をもらったはずなのに、どうしてでしょう?と相談を受けることがあります。

 理由は様々あるかもしれませんが、リフォームをする当事者以外の人から見れば、他人の幸せはそんなに嬉しくはないのです。

 だって『人の不幸は蜜の味』なんて言葉もあるくらいですからね。

 人は皆、同じレベルで生活しているわけではなく、普段の生活の中では表面には現れにくいのですが、工事をするという特別な状況が発生したときに、人は違いを感じてしまうのでしょう。

 「想像以上にうるさいし、埃やゴミは舞っているし、工事車輌の路上駐車は気になるし、早く終わってくれないかしら」となるのです。

 だから、私は作業員達にこう言います。「私達が工事をすると言うことは、イコール近所に迷惑をかけることなのです。細心の注意を払って下さい。」と話します。

 業者の中には、工事をするのだから、音もホコリも出るのが当たり前と思っている人がいるのです。

 確かにそうですが、だからこそ細心の注意が必要になるのです。

「ご近所さんを見かけたら、笑顔で挨拶してください。」と言っているのも、厳しいご近所の視線を、少しでも和らげることが出来るのではないかとの思いからです。

 皆さんも自分の喜びだけでなく、近所には迷惑をかけている認識を持ち、工事終了までは低姿勢でいて頂いた方が良いのだろうと思っています。

 そして工事が終了し、落ち着いた頃にでも、お茶にでも誘ってあげてくださいね。

 

 


【No17】地球に優しいリフォーム --- [2014-01-17 18:52:10]


 「リフォーム工事は地球に優しい。それは本当なのでしょうか?」こう質問されたらあなたならどう答えますか?

 ただこれだけでは、返事のしようもないでしょうから、違う視点から考えてみましょう。

 経済産業省の取り組んでいる「3R政策」というのをご存じですか?数年前から叫ばれているので、誰でも一度は見聞きしていると思いますが、Reduce(リデュース=廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース=再使用)、Recycle(リサイクル=再資源化)の頭文字、三つのRから生まれた言葉ですよね。

 この「3R」と対岸にいるのが「スクラップアンドビルド」(破壊して再構築する)と言えるのではないでしょうか?

 家を建て替えるならば、「スクラップアンドビルド」となり、リフォームすると言えば「3R」と考えても良いのでは無いでしょうか?

 そんな視点から見れば「リフォーム工事は地球に優しい?」の答えは「イエス」となりますよね。

 以前、築15年ほどのお家が建て替えをされ、近所にお住まいの方から「専務さん、どう思われます?」と質問されたことがあります。

 「各家庭の事情で建て替えに至った経過もあるでしょうから、一概には言えませんが」と前置きをして「何とか知恵を絞って、リフォームで対応できたら良かったかも知れませんね」とお答えしました。

 ただ、もし新築を専門にしている建築業者であって、更にその会社の営業さんにリフォームの知識が無ければ、残念ですが、こういう「地球に優しくない工事」の結果になるのかも知れませんね。

 実際それくらい、リフォーム工事とは、専門知識が必要な上に、労力と時間の掛かる工事手法なのです。

 でもそれは、決して避けて通ってはいけない道でもあるのです。

 知恵と勇気と根性?が工務店には求められているのでしょうね。

 

西工務店は斐川町、出雲市、松江市、雲南市で新築を始め増改築・住宅リフォームを手がけています。